小児定期接種ワクチン、子宮頸がんワクチンには対応しておりません。
自費ワクチン注射は取り寄せとなります。受診前に診療時間内に電話予約を行ってください。
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®PPSV23:8000円、プレベナー20®:10000円)、B型肝炎ワクチン、A型肝炎ワクチン、破傷風ワクチン、帯状疱疹ワクチン(不活化ワクチン:シングリックス:21000円×2回)、RSウイルスワクチン、インフルエンザワクチン等には随時対応しております。
ご希望の方はクリニック受付、または電話でお問い合わせください。
*就職前や旅行前のワクチン接種は時間にゆとりをもってご予約ください。
**インフルエンザワクチンは毎シーズン在庫がなくなり次第終了となります。ワクチンが少ない場合にはかかりつけの患者様を優先させていただきます。あらかじめご了承下さい。
肺炎球菌ワクチンについて
(詳細を知りたい方は下記の図をクリック→日本感染症学会)
肺炎球菌ワクチンの種類
PCV20(プレベナー®, ファイザー)は20種類の肺炎球菌の莢膜多糖体に、キャリア蛋白を結合させたワクチンで、PPSV23(23価肺炎球菌, ニューモバックスNP®)は23種類の肺炎球菌株の莢膜ポリサッカライドをワクチンとしたものです。
肺炎球菌ワクチンの違いについて
PPSVとPCVという二種類の大きな違いは免疫誘導能力の違いです。PPSV(ニューモバックスNP®)は肺炎球菌の莢膜多糖体(ポリサッカライド:細菌の外側を包む膜のこと)をワクチンにしたもので、免疫原性が低くT細胞「非」依存的な免疫応答を誘導します。PCV(プレベナー®)は抗原となる肺炎球菌の莢膜多糖体に、キャリア蛋白を結合させたことで、T細胞依存型の免疫応答の誘導によりメモリーB細胞の免疫応答を誘導し、長期間抗体記憶が保持されます。ニューモバックスNPが5年ごとの接種が推奨されているのに対し、プレベナー20®は生涯で1回のみの接種となります。
肺炎球菌ワクチン何を打てばよいの?
2022年1月に米国CDCは65歳以上の全ての成人、PCVを未接種あるいは接種歴が不明で19~64歳の慢性疾病のある成人に対してPCV15-PPSV23の連続接種を推奨しました)。これまでの研究成績からは、PCV-PPSV23の接種間隔が長い場合に免疫応答が高まることが示唆されています。
以上を踏まえますと、感染リスクの高い基礎疾患のある方はまずプレベナー®を接種し、1年以上の間隔をおいて定期接種を利用して65歳でPPSV23(ニューモバックスNP®)の接種を勧めます。
既にPPSV23を接種済みの方は1年から4年あけてPCVを追加後PPSV23を定期的に接種していくことが推奨されます。