Q:胃カメラはどの頻度でやれば良いですか?
A:ピロリ菌感染がある方や過去に感染があった方、腸上皮化生や自己免疫性胃炎がある方、家族歴がある方は胃がんリスクが高いとされています。一方でいずれにも当てはまらない方は胃がんリスクは相対的に低いとされています。リスク因子の程度や症状、年齢などを加味してお勧めの経過観察期間をお伝えします。
Q:事前に診察が必要ですか?
A:はい、一度事前診察にお越し下さい。その上で予約をとらせていただきます。
Q:予約をしていれば待たずに検査してもらえますか?
A:予約は30分刻みの時間帯予約です。時間帯を目安にご来院ください。
医師が検査を行います、急患対応時や混雑時にはお待たせしてしまうことがあります。
Q:検査時間はどれぐらいですか?
A:7分程度です。
Q:胃カメラは鼻からですか?口からですか?
A:どちらでも選択できます。静脈麻酔を使用される方は口からの検査になります。
鼻腔が狭い方・鼻炎の方で鼻血のリスクがありますので、口からのカメラをお勧めします。
Q:麻酔アレルギーなのですが、大丈夫でしょうか?
A:麻酔のアレルギーの方では咽頭麻酔が使用できません。当院では鎮静剤使用下での胃カメラをお勧めしています。
ハイリスク(危険性が高い)と判断された方では病院をご紹介いたします。
Q:全身麻酔でやってもらえますか?
A:のどへのスプレー式の麻酔薬(キシロカインスプレー)を行った上で、静脈麻酔下で検査ができます。
全身麻酔ではありませんが、軽度の鎮静状態ですので、楽に検査ができます。鎮痛薬は必要に応じて使用します。
Q:検査後すぐに運転や帰宅できますか?
A:静脈麻酔薬を使用しなければ検査終了後すぐに結果をご説明の上で帰宅可能です。
静脈麻酔薬を使用された方は検査後ふらつき感やだるさが取れるまで(個人差がありますが、1時間程度)、リカバリーベッドでお休みいただきます。
ふらつき感が消失してから、結果説明後、会計、帰宅となります。
静脈麻酔薬を使用した場合、検査施行日は終日、運転はできません。公共の交通機関もしくはご家族の送迎でご帰宅下さい。
Q:検査後に何か気をつけることはありますか?
A:検査終了後1時間はのどへの麻酔薬の効果が強く、水分摂取はお控えください。
まずはお水を一口飲んでいただき、むせこまなければ大丈夫です。また、生検を行った場合は出血のリスクがあり、数時間は飲水も控えていただきます。検査終了後の指示に従ってください。
Q:以前胃カメラが苦しくて二度とやりたくないのですが。
A:もし検査の際に静脈麻酔薬を使用されていなかったのであれば、静脈麻酔下での検査をお試しください。多くの方は苦しくなく検査ができます。静脈麻酔が嫌な場合には経鼻内視鏡を選択するもの一つです。
ただし、鎮静剤が効きづらい体質の方やベンゾジアゼピン系薬剤使用中の方では鎮静剤が効果が少ない方がいるのも事実です。必要性を考えて可能な限り苦しくないように検査ができるように努力します。
