不眠症


不眠症は様々な全身疾患との関連しています。高血圧糖尿病肥満症夜間頻尿・心不全・睡眠時無呼吸症候群などの合併は不眠症を引き起こし、一方で不眠症になると血圧は上昇し、糖尿病などのリスクも高くなることが知られており、内科疾患と不眠症とは切っても切れない関係といえます。
ただ 「眠れない」だけではなく、その結果として「日中の活動に支障が出る」と不眠症と診断されます。

 

不眠症の種類

入眠障害 :なかなか寝付けず。眠るまでに30分以上かかる。
中途覚醒 :途中何度も目が覚めてしまい、すぐに眠れない。
熟眠障害 :ぐっすり眠った感じがしない。
早朝覚醒 :起きたい時間より2時間以上も早く目が覚めてしまう。

 

治療はまずは非薬物治療である睡眠衛生指導、認知行動療法から始まり、睡眠障害の型に合わせた薬物治療を行います。

生活習慣の改善から始めましょう。
①寝る前1時間は光刺激(TV、パソコン、スマートフォン)や食事、過度の飲酒、喫煙を避ける。②眠りに入れるような儀式(疲れをとるような入浴、歯磨き、水分摂取、トイレ、ストレッチ、音楽を聞く、その後ベッドへ、、等)を意識して行うようにする。

 

不眠症との関連が指摘されている病気についての説明

 

不眠症と高血圧について

不眠症と糖尿病について

不眠症と夜間頻尿について

不眠症と肥満症について

(日本医師会生涯教育講座より引用)

※致死念慮(死んだほうがましなほど辛い気持ち)があるような状態の場合は一般内科での診療が困難となりますので、精神科診療が可能な診療所・病院に受診して下さい。
抑うつ症状は治療可能な病気です。決して我慢なさらずに、まずはご相談ください。不眠症専門外来ではありませんが、皆様の様々なストレスに寄り添い、内科診療の中で対応が可能な範囲での不眠治療を行ないます。我慢なさらずにご相談ください。頑固な不眠症の場合には心療内科や精神科に紹介させていただきます。